オンラインで完結する火災保険
オンラインで契約手続きが完結する火災保険があるのをご存じですか?
2018年にオンライン専用でサービス開始したソニー損保の火災保険や、同時期に始まった楽天損保のオンライン完結型火災保険など、複数の保険会社・商品がオンライン完結に対応しています。
なお、通販型の火災保険は多数ありますが、基本的に電話や郵送のやり取りが必要になることが多く、相応の手間が発生して契約までの日数は代理店型より遅くなる場合があるので注意しましょう。
火災保険の補償プランが決まっていて、対面・電話・郵送の手続き不要で利用したい方はオンラインで完結する火災保険を選びましょう。
主なオンライン完結火災保険
オンライン完結で契約できる火災保険は以下の種類があります。
楽天損保
- 個人向け火災保険「ホームアシスト」
- 家財保険「リビングアシスト」
ソニー損保
- ソニー損保の新ネット火災保険(ネット専用)
セコム損保
- セコム安心マイホーム保険・家庭総合保険(一部契約内容のみオンライン完結)
このほか、アメリカンホーム保険が「アメホのダイレクト型 火災保険」を業界でいち早く発売した歴史がありますが、2015年に新規申込を停止しています。
セコム損保に関してはオンライン完結できる条件が限定されていて、必要に応じて代理店から電話・郵送・Eメールで案内をされる場合があります。
確実なオンライン完結を希望する場合は楽天損保かソニー損保を選ぶとよいでしょう。
制約があるので注意
オンラインで完結できる火災保険は、通常の代理店型保険や郵送契約・証券発行が必要な通販型保険に比べて以下のデメリットがあります。
- 家の構造や面積などが分かる書類など提出書類が多くなる場合がある
- 支払い方法は主にクレジットカード払いに限定される
- 審査に数日かかる場合がある
急いでいる場合は、担当者が電話や訪問で対応してくれる代理店型火災保険を選んだ方が、確実に即日中から補償をスタートさせられます。
また、オンライン完結の契約条件では、支払い方法の選択肢が少なくなることが多いので注意しましょう。
カード払いではなく口座振替を希望している方や、各種書類をネット上でアップロードすることが手間に感じる方は、オンライン契約以外をおすすめします。
代理店型の場合、電話越しにプラン選定と申込をすれば、代理店が契約書を発行した瞬間から補償がスタートし、実際の契約は若干遅くなっても大丈夫です。
オンライン完結はスピードや手間の負担軽減というよりも、スタッフと顔を合わすことや電話で会話をするやり取りが嫌いな方から選ばれています。
営業時間外の夜間に手続きしたい方や、人と会話をするやり取りが面倒に感じる方は、オンライン完結型火災保険に絞り込んで検討するとよいでしょう。
保険料を安くしたい方や、プラン選びに不安のある方は通常の書面契約が必要な火災保険とも比較検討するようにしてください。