火事による損失を考えると、火事見舞いやカンパは気休め程度の金額です。

火事見舞いやカンパってどれくらいもらえる?

火事見舞い金やカンパの相場をチェック

火事で大きな損害を受けた場合、親戚、友人、同僚、子供の同級生の保護者会、町内会など幅広い人たちから、火事見舞いやカンパを受け取れます。

 

こうした人情によって出してもらえるお金は、もちろん火災保険に入っていなくてももらえますが、周囲はいくらか保険金も出るのだろうと思って支払っているものです。

 

実際に火事になると見舞金やカンパの総額はいくらくらいもらえるものなのか調べてみました。

 

 

1人あたりの見舞金、カンパの相場

 

全焼の火事の場合は、認知した知り合いの多くは見舞金やカンパなど何かしらの形で援助してくれます。

 

基本的に親戚、親族、親友など親しい関係の方は見舞金、同僚、友人、町内会、子供の同級生の親などは、それぞれ団体として集めたカンパ金の援助になります。

 

カンパ金については、1人あたり500円~1,000円あたりが相場です。

 

中には100円前後しか渡さない人もいるので平均的に1名500円~600円くらいと見ておくとよいでしょう。

 

火事見舞いの相場は1人あたり5千円~3万円ほどです。
1万円包む方が一番多いでしょう。

 

金銭面に余裕があるお金持ちで、親しい親戚であれば10万円以上の見舞金を包んでくれる方がいますが、非常に珍しいケースです。

 

事は災害のため、突如として起こるものです。
当然援助する人も準備ができていないので突発的に払えるお金は限られています。

 

仮にあなたの親戚が火事になった時に、見舞金でそれなりの金額をすぐに払えますか?

 

いざこうした場面にでくわすと、ネットで調べて1万円包んでおけば最低限問題ないという情報を確認できた時点で負担できる範囲でといった考え方になるでしょう。

 

親友なども同じです。

 

何ヶ月も前から分かっている結婚式といった大きなイベントでもご祝儀相場は親友、親戚でも3万円程度なので、突然支払う火事見舞いは1万円前後で着地するものだと思っておきましょう。

 

 

 

受け取れる金額は人脈によって変わる

 

見舞金、カンパの総額は人脈によって大きく変わります。

 

親戚も多くて職場の部署も大きい、子供も小学校に通っているなど、人脈が多い人でも総額で100万円もらえれば上出来でしょう。

 

親戚や交友関係が狭い方、職場や学校からのカンパがあまり期待できない人は10万円~20万円程度にしかならないケースも多いです。

 

家が火事になると、建て替えや引っ越しで数千万円かかりますし、住む家がないことによって、ホテルや親族の家に居候するなどして宿泊費や職場や火事になった家を往復する交通費など雑費も色々かかります。

 

火事見舞いやカンパは、火事による損失を考えると気休め程度の金額にしかなりません。
つまり、見舞金やカンパを期待して火災保険を掛けないという選択は間違っています。

 

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